2017年8月18日 (金)

INSIDE/OUTSIDE コラム『音の記憶』

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毎月11日更新。
 ホームページのコラムINSIDE/OUTSIDE 
  第5回『音の記憶』
 「沈黙の音~Sound of Silence」です。

 

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執筆:ササマユウコ

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2017年7月30日 (日)

大丈夫?赤ちゃんの耳②

◎昨日Facebookにあげた関連記事も閲覧数が伸びていますので、掲載しておきます。
どうぞご参照ください。
参考サイト  ササマユウコ個人 http://yukosasama.jimdo.com/
芸術教育デザイン室CONNECT/コネクト http://coconnect.jimdo.com/

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自身のブログでも、数年前の記事「大丈夫?赤ちゃんの耳」が未だにアクセスが落ちないので、これは関心の高い内容だと思った。ワークショップでも「学校の刺激が強すぎる音に子どもがなじめない」と悩むママのお話を伺う機会が何度かあって気になっていた。

保育室だけでなく、テーマパークのような小学校やイベントのBGM、音が大きすぎる映画館、つまるところ「子どもの耳」を巡る社会のサウンドスケープすべてに対して必要とされていた専門研究の視点。つい最近も子ども向け美術の音展示が気になったし(教育的、道徳的にではなく、音が混ざり合ったり低音が強すぎたり)、特に未熟な子どもの五感に携わる場には、提供する側に科学的、音楽的な専門知識も外せない時代になったと感じている(本当は、子どもの「ちいさな耳」に対する想像力や優しさがあれば解決できる問題も多いと思うのだけど)。アルコールやポルノへの年齢規制や、激辛スパイスに対する自主規制のような概念が、音(音質や音量)には存在しないことの問題。もちろん「表現の自由」とは別次元の話として。
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2017年7月29日 (土)

大丈夫?赤ちゃんの耳①

Hana_letter(このページを訪ねて下さったママたちへ)
この記事は社会的な状況の変化を踏まえながら、時々加筆・訂正をしています。
【初回掲載】2014年
【最新】2017年7月29日

私は耳鼻科のお医者さんではありませんが、今から40年前に「耳を傷つけてはだめ」と説いたカナダの作曲家/M.シェーファーの教えを子育て世代にも知っていただきたくて、サウンド・エデュケーションのワークショップに入る前に、特に小さなお子様を持つママパパ、そして子供たちに「耳の大切さ」についてお話させていただいてます。

以前こちらでもご紹介した「蝸牛」の絵や本物の貝殻を見て頂きながら、耳の中にも小さな貝(自然)があるんだよ、
耳はとっても我慢づよくて普段は何も言わないけれど、
あんまり大きな音をイヤフォンなんかでずっと聞いていると、
ある日突然「もう疲れた・・」って、
音をきくのをやめてしまうこともあるんだよ、とか。。「想像する力」のお手伝いをします。

しかし、そうやって言葉で説明できる世代はまだいいのです。
今すごく気になっているのが「赤ちゃんの耳」。

最近は、野外フェスやコンサートなど、いわゆる「大人の音の場所」にも子連れの方が増えてきました。もちろん、親子で音楽を楽しむことは素敵です。
ただ、重低音がきつめの音楽や、BGMがあふれるファッションビル、音のカオスのゲームセンター、、大人の耳でも疲れてしまうような「スパイシーな音」が溢れた中でベビーカーを見かけると、「赤ちゃんの耳、大丈夫かな。。」と心配になります。

「赤ちゃんは自分が興味のある音しか聴いていないし、
うるさい音でも好きならばストレスにならない」、
という内容の記事をご覧になったことはないでしょうか?
これは「都合耳」という考え方です。
そしてこのお話は、「耳」ではなくて赤ちゃんの「脳」や「心」の問題。
鼓膜や内耳といった「機能」のお話ではありません。
ここを誤解すると大変。
しかも医療や心理学の専門分野でも、まだまだこれからの研究分野です。
ストレスフルな音が、赤ちゃんにどんな影響を与えるのかは、
実はわからないことが沢山ある。
だからこそ「赤ちゃんの耳」を守ってあげるのは大人の役割なんですね。

耳には「蓋」がついていません。
見たくないものは「目を閉じる」ことができる「目」の機能とは、ここが大きく違います。
大人の耳でもライブの後に耳が「キーン」として、
なかなか元に戻らない経験をした方は沢山いらっしゃるのではないでしょうか。
スタジアム級のコンサートをするメジャー・アーティストの耳が、
実は片方難聴になってしまったお話も珍しくありません。
スタジアムのような大きな空間では自分の出した音がよく聞こえないので、
片耳にイヤフォン・モニターを入れて歌ったり演奏をします。
しかもアーティストは、普段からスタジオでヘッドフォンをしたり、
レコーディング等で大きな音を耳に入れて疲れている。
音楽家の難聴は「職業病」だと思います。

ところが赤ちゃんは、もし自分の耳が傷ついていても、
それを言葉で伝えることができません。
ママやパパが赤ちゃんの耳を傷つけてしまっていても、
それに気づくことはもっと難しいかもしれません。

音は空気の振動です。
その「揺れた空気」が耳の穴から入って「鼓膜」を揺らすと、
その振動がさらに奥にある中耳から内耳を伝わって脳に「音の情報」として伝達されます。
これが医学的な「きく」という仕組み。

ひとことで「難聴」といっても先天的、後天的、もちろん原因は様々ですが、
明らかに後天的に「音」が耳を傷つけてしまった場合、
この最初に音を受け止める「鼓膜」が何かしらのダメージを負います。
イメージとしては、大きな音がものすごい勢いで鼓膜を強く押したり揺らしたりすると、
(しかもそれをずっと続けていると)、
鼓膜も音に負けないように厚くなったり固くなったりして、
だんだん揺れなくなってしまう(音を伝えづらくしてしまう)という感じでしょうか。
もっと怖いイメージは、思いきり叩いた太鼓の皮は破けてしまう。
そういうことです。
耳をたたくことも、大きな音を聞くことも、物理的な原理は同じです。
大きな音は「聴覚(きく)」というよりも「触覚(ふれる)」に近くなります。

だから耳の中にイヤフォンを入れて音を聞くのは、
本来ならば耳の穴から入る揺れた空気ではなく、
耳の中でダイレクトに音が鼓膜に当たっている状態ですから、
特に未熟な子どもの耳がどれだけ疲れるか、想像つくでしょうか?

赤ちゃんに激辛スパイスの食べ物を与えないのは当たり前、
アルコールやポルノには年齢規制があるのも当たり前。
でも、音には何もありません。なぜでしょうか。

耳は何も言ってくれません。
だから「持ち主」がひとりひとり想像力を働かせて守るしかない。
赤ちゃんの耳の責任は、周囲の大人たちにあると考えることが大切です。
最近は子供用の耳栓や、ノイズキャンセリング機能があるイヤーマフもあるそうです。
出来ればそういうものが必要な場所には、
子供の耳が出来上がるまでは連れて行かないのが理想だと思います。
けれども、どうしても・・ということであれば、どうぞ耳を大切に。

〇最近になって、ようやくこの分野の研究が進んできたようです。こちらの記事は大変興味深いので、どうぞご覧ください。保育室だけでなく、学校のBGMや子ども向けイベント、音の美術展等でも導入が望まれるサウンドスケープの視点です。(2017.7.26 毎日新聞医療プレミア編集部)
「赤ちゃん学へようこそ」 保育室が危ない!? 響きすぎる音の悪影響

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2017年7月11日 (火)

コラム『INSIDE/OUTSIDE 音の記憶』更新しました。

毎月11日に更新されるササマユウコのコラム『Inside/Outside』。音の記憶④「蓮の花のひらく音」を更新しました。(2017年7月11日)

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2017年6月13日 (火)

コラム『INSIDE/OUTSIDE 音の記憶』更新中

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毎月11日更新中。

コラム『INSIDE/OUTSIDE 音の記憶

第3回『ポリリズム』更新しました。

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2017年5月11日 (木)

「耳をすます・耳をひらく」ワークショップ@神楽坂セッションハウス

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ダンサーの方はもちろん、「サウンドスケープ」の考え方、即興に関心のある方もお気軽にご参加ください。

特別な技術を必要としない「サウンド・エデュケーション(音のワークショップ)」を中心に、世界を広げる柔らかな耳を手に入れましょう。

講師:ササマユウコ
◎お申込み・詳細 神楽坂・セッションハウス

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毎月11日にコラム「INSIDE/OUTSIDE」にて「音の記憶」を掲載しています。
   ●5月11日号「オルゴール」

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2017年4月18日 (火)

ササマユウコのホームページ

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森の中の鹿を相手に説法の練習をしていたわけではありませんが、2011年3月から「音のない音楽」の世界を旅していました。

音楽とは何か、何が音楽か。正解がないことはわかっていましたが、とにかく自分なりの考え方=言葉を手に入れたいと、日々思考を続けていました(それは今も続いています)。そして最近は「音」に立ち返る場面も巡ってきて、言葉にはない音の力を再確認しています。密かにピアノも弾いています。

50代に入った「今」だからお伝えしたいことを。音楽と言葉の両面から、これからも丁寧に積み重ねていきたいと思っています。サウンドスケープとは何かを知るための「耳の哲学」に関心をお持ちの皆さまには、どうぞワークショップも体験して頂きたいと思っています(お気軽にご相談ください)。

まずはお時間のある時に、ぜひサイト をご覧頂けましたら幸いです。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。 

http://yukosasama.jimdo.com/  音のない音楽/CONNECT主宰 ササマユウコ

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2017年3月27日 (月)

『故郷』に想う

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先週、近くの小学校で卒業式がありました。最近はポップスから合唱曲まで様々な歌がうたわれているようですが、この小学校では体育館で『故郷』(高野辰之作詞、岡野貞一作曲)を歌う子どもたちの歌声が、校庭のスピーカーから流れてきたのです。
 その「歌」をたまたま耳にした途端、涙があふれました。
 『故郷』は2011年3月の福島原発事故以来、自分の中で特に演奏することを躊躇する曲でした。というか、音を出すことそのものから距離を置く生活をしていました。そうした中で、偶然こちらに避難する福島の方から『故郷』は「聴きたくない曲」だとお話を伺ったことがありました。辰野氏は自身の故郷である長野県の風景を描いたと言われていますが、普遍的な里山のイメージには、私たちが原発事故で失ってしまったもののすべてが詰まっている。音楽の力には人を勇気づけるものと、無意識に傷つけてしまうものがあることを、音を出す側は常に意識していないといけないと思ったエピソードです。
 一方でつながりもありました。ベルギーからメールが届いたのです。ドイツで開催された復興支援コンサートでたまたま『故郷』を知り、いろいろ探した中で私の編曲したピアノ・バージョンを弾いてみたい、楽譜を送ってほしいという内容でした(楽曲はすべて現在もN.YのTheOrchard社から世界各国に配信されています)。

 作曲家の岡野貞一氏はクリスチャンとして教会でオルガンを演奏していたこともあり、この楽曲にはやはり讃美歌に通じる響きを感じます。西洋音楽を学ぶための国策としてつくられた「文部省唱歌」ではありましたが、100年間歌い継がれた今は、この国を代表するスタンダードのひとつと言って良いのだと思います。
 実は演奏活動を休止した311後も、年に一度ホスピスでピアノを弾かせて頂いているのですが、車いすやベッドのまま楽器の周囲に集まった方たちから自然と歌の輪が生まれるのもこの『故郷』です。それまでは無反応だった方も何かに導かれるように歌を口ずさむ。その瞬間には間違いなく歌や音楽の力を感じずにはいられません。
 『故郷』にまつわる記憶にはダンサー・野和田恵理花さんのことも思い出します。この曲を収録した私のCDをきいてくれて、自身のプロジェクトでも「故郷」で踊ったことがあり「この曲が大好きだし、80歳まで踊りたい」と話してくれました。その二年後、彼女は突然の病で旅だってしまいましたが、今でもそのスピリットは次世代に受け継がれています。
 この5月には、またホスピスでピアノを弾かせて頂く予定です。早いもので9年目となりますが、実は『故郷』を弾くべきかまだ迷っています。文部省唱歌には忘れがたい美しい曲も多い。一方で歌詞が古く歌われなくなってしまった作品も多い。ピアノで旋律だけでも残していく、小さな音楽の100年のいのちを絶やさないことも大事な仕事であるとも思います。特に世代が変わっていく中で、音楽の成り立ちや歴史的な文脈、上から与えられた「文部省唱歌」を否定する流れも当然ある。それは自分の中にも全くないとは言えない。ホスピスの演奏曲を集めた『Mother Songs』を録音したのは311前でしたので、今あのCDを作ろうと思うかはわからない。国と音楽の関係性の歴史を考えたら複雑な心境ですが、しかし美しいと感じる旋律はやはり美しいのも事実です。
 それ以上に、小さな音楽の100年続いたいのちさえ奪ってしまう原発事故の深刻さを考えずにはいられません。もう6年、まだ6年。故郷を奪われた人たちにとって、まだ何ひとつ解決していないという現実からも目を逸らすわけにはいかないのです。

◎YoutubeにUPしているササマユウコの「故郷」です(CD『Mother Songs』収録)

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2017年3月26日 (日)

空耳図書館のはるやすみⅢ うららかに終了しました。

♪3月20日の春分の日。「空耳図書館のはるやすみⅢ」を開催しました。
ご参加頂いた皆様、ありがとうございました。活動の記録はこちらから ご覧いただけます。

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あそぶ人aotenjo (外山晴菜/ダンサー、振付家 橋本知久/音楽家)  
+空耳図書館ディレクター:ササマユウコ       イラスト:Koki Oguma

◎「空耳図書館」に関するお問合せは
芸術教育デザイン室CONNECT/コネクトまでお願いいたします。

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2017年2月20日 (月)

【おやこのじかん】 空耳図書館のはるやすみ③「はるのはじまり、いのちのたまご」

【定員に達しました。ご応募ありがとうございました♪】

早いもので、ササマユウコがディレクターを務める「空耳図書館のはるやすみ~おやこのじかん」も今年で3回目となりました。今年も3月20日(月・春分の日)に、この空耳図書館から生まれたクリエイティブ・ユニットaotenjo(外山晴菜・橋本知久)のおふたりとともに、絵本の世界を自由に旅します。

Photo 今年の参考図書は、インドの工房で一冊づつ手作りされている『世界のはじまり』です。豊かな想像力で語られるインドの神話を題材に、いのちのふしぎ、つながりをいっしょに感じてみませんか?とっても小さな集まりです。赤ちゃんパパママ大歓迎!

※詳細は下記の専用サイトをご参照ください。専用メールにてお申込み頂けます(無料・先着順)。

♪空耳図書館サイトhttp://soramimiwork.jimdo.com/

主催:お問合せ 芸術教育デザイン室CONNCT/コネクト  

 ※平成28年度子どもゆめ基金助成事業・読書活動

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